DIY初心者、卒業?!まずは「養生(ようじょう)」から!

壁塗りにおける「養生(ようじょう)」とは、塗らない部分を覆い隠すことを言います。

「段取り八分」とはよく言われることですが、この養生作業は実に重要で、時間をかけて丁寧に行うことによって、塗り壁の仕上がりが美しくなるのです。

とても重要な養生ですが、DIY初心者の方にはハードルが高いらしく、お客様からも「養生のやり方がわからない。やり方を教えてほしい」とよく聞かれます。

今回は、養生について簡単な説明や進め方のコツをお話しさせていただきます。

 

養生資材

養生テープ、マスキングテープ、マスカー等を使用します。ホームセンターなどで購入しましょう。

 

・養生テープ

はがしやすいので、下地を汚しません。

 

・マスカー

粘着テープとマスキングシートが一体となった広範囲用

 

・マスキングテープ

細部隠したりやキワを出すためのテープ

 

主な養生の必要な箇所

サッシ周り、床面、照明のスイッチ周りなど、壁材(タナクリーム)が付着してはいけない部分をすべて上のテープや新聞紙、ビニールシートなどで覆います。

 

養生のコツ

ポイント1

マスキングテープは塗り厚分の隙間を開けて貼る

 

ポイント2

直線部分は30cm~50cm程度を一気に貼る(少しずつ慎重に貼るとかえって曲がりやすい)

 

ポイント3

マスカーや新聞紙は広範囲を覆うために使用し、細かい部分の際出しはマスキングテープを使って行うと良い

 

ポイント4

スイッチ周りなどは特に丁寧に行うことで仕上がりが綺麗になります

 

ポイント5

壁塗り終了後は、すぐにマスキングテープを取り除きましょう。乾いてしまうとキレイに取り除くことができません。

 

まとめ

壁塗り作業の出来を決めるくらい養生はたいせつな作業です。

養生にかける時間は壁塗り作業全体の60%を目安と考え、しっかりと確実にしましょう。

養生作業をそつなくこなすことができるようになったら、これで皆さんもDIY初心者卒業です!

 

[執筆:スタッフI]