2017年03月02日 施工物件情報

高知城歴史博物館が、いよいよオープンします!

平成29年3月4日(土)、高知城の麓の追手門を出てすぐ南側に、高知城歴史博物館がオープンします。

土佐の伝統をふまえ、意匠を凝らしたその荘厳な建物は、追手筋では一際目を引きます。

 

そして、土佐しっくいとともに、土佐檜、土佐和紙などを用いることによって高知らしいこだわりが感じられ、伝統の重みともに近代的なデザインが融合した、風格ある正面玄関のエントランスになっています。

 

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左上の写真の正面玄関の柱や、外壁、外塀に外壁の一部は、弊社の土佐しっくい「本造り純ねり」を用いて、重厚感のある「鎧(よろい)づくり」という方法で仕上げられています。

 

「鎧(よろい)づくり」とは土佐しっくいの伝統的な仕上げの一つで、等間隔に設けられた水切りと呼ばれる段によって、台風銀座と呼ばれる高知県の激しい風雨に耐えうる仕上げとして広く用いられて来ました。

 

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そして、この建物の大きな特徴の一つが建物東側の黒色の菱形の外壁部ですが、このちょうど内装部分にあたるのがインフォメーションコーナー(受付)になります。この受付の背後にある大きな菱形が並ぶ壁は、構造体の意匠性と「鎧(よろい)づくり」の堅牢性を融合させた、この博物館オリジナルの「菱鎧(ひしよろい)」として仕上げられています。

高知県の誇る土佐しっくい左官職人が伝統の技を駆使して仕上げた大迫力の「菱鎧(ひしよろい)」の壁は一見の価値ありです。

その他にも、観光バスの乗降場、駐輪場など様々な場所で、約1,500㎡の面に対し30トンほどの土佐しっくいが使われています。

 

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ぜひ、貴重な土佐山内家の資料から土佐の歴史文化を体感していただくとともに、土佐のしっくい壁もご自身の目でご確認いただければと思います。

 

高知城歴史博物館のサイトはこちら(外部リンク)

http://www.kochi-johaku.jp